生きづらさと感情

感情は、ただ自然に湧いてくるもののようでいて、
実はかなり「状況の解釈」に影響されている。

同じ出来事でも、どう受け取るかによって感情は変わる。


たとえば、うまくいかなかったとき。

ある人は「次に活かせばいい」と感じるし、
別の人は「やっぱり自分はダメだ」と感じる。

出来事は同じでも、感情はまったく違う。


この違いは、出来事そのものというより、
その出来事をどう意味づけているかで生まれている。


感情はしばしば「事実」ではなく、
「解釈の結果」として現れている。

ただ、その解釈はあまりにも自然に出てくるため、
自分で選んでいる感覚がないことが多い。


そのため、感情はそのまま「自分そのもの」のように感じられやすい。

  • 不安がある=自分は弱い
  • 落ち込む=自分はダメ
  • イライラする=自分は未熟

こうやって、感情と自己評価が結びついてしまう。


でも本来、感情と自分の価値は別のものだ。

感情は状況への反応であって、
その人の価値をそのまま決めるものではない。


ただ、生きづらさが強くなると、
この区別が曖昧になっていくことがある。

感情がそのまま自己否定に変換されてしまう。


逆に言えば、
感情と自分の価値を少しでも切り離して見られるようになると、
生きづらさの圧力は少し弱くなる。


感情はコントロールするものというより、
まず「そのまま起きているもの」として扱うこともできる。


生きづらさは、感情の強さそのものではなく、
その感情をどう扱っているかによって形を変えているのかもしれない。

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