仕事がしんどいとき、多くの人は「内容」や「能力」の問題として捉えがちになる。
うまくできないからしんどい。
覚えられないから疲れる。
自分に向いていないからしんどい。
でも実際には、それだけでは説明できないしんどさがある。
仕事の中には、はっきり言葉になっていないものがある。
・こういう雰囲気でやるのが普通
・このテンションで動くのが当たり前
・このスピードに合わせるのが前提
こういう“空気”のようなもの。
それは明確なルールではないけど、
そこから外れると浮く感じが出る。
仕事がしんどくなるとき、実は「作業」そのものより、
この空気に合わせ続けていることが負担になっていることが多い。
・本来の自分のテンポより速い
・本来の自分の反応より明るい
・本来の自分の距離感より近い
それを少しずつ調整し続ける。
これまで「根性」や「踏ん張ること」は大切なものとして扱われてきた。
もちろん、それが必要な場面もある。
ただ一方で、
それを基準にし続けることで、
自分の感覚を押し込めたまま動く形になってしまうこともある。
その状態が続くと、心のしんどさにつながることがある。
だから仕事そのものについても、
「思い切って変える」という選択肢は本来は持っていていい。
合わない空気の中で耐えることだけが正解ではない。
どこに自分を置くかは調整できるものでもある。
仕事のしんどさは、能力や性格だけでは説明しきれない。
その裏には、言葉になっていない「空気への適応」がある。
そしてその空気との距離が、しんどさの正体になっていることがある。

コメント