人には、それぞれパターンがある。
うまくいく流れ(勝ちパターン)と、同じところで崩れる流れ(負けパターン)だ。
生きづらさというのは、多くの場合、この「繰り返しの型」に気づけていないところから生まれる。
たとえば、人間関係で毎回しんどくなる人は、同じ距離感の取り方をしている。
仕事で行き詰まる人は、同じタイミングで無理を重ねている。
気分が崩れる人は、同じ思考の入口から落ちていく。
ただ本人の感覚では、それは毎回「別の問題」に見える。
そのため対処も毎回変わり、根本的には繰り返されていく。
重要なのは、問題を細かく分解することよりも先に、
自分がどのようなパターンで崩れるのかを俯瞰することだ。
同時に、人生には「勝ちパターン」も存在する。
気分が安定する流れ、人と噛み合う距離感、物事が前に進むリズム。
それも偶然ではなく、繰り返しの中にある。
生きづらさの正体は、能力の問題というよりも、
この「パターンの未把握」に近い。
一度それが見えてくると、同じ出来事でも意味が変わる。
「またダメだった」ではなく、
「この型に入ると崩れる」という理解に変わる。
そこから少しずつ、選択が変わっていく。
劇的な変化ではなく、崩れ方が緩やかになっていくような変化だ。
生きづらさを減らすとは、
自分の繰り返しの地図を持つことに近い。
僕の勝ちパターンと負けパターンは、いつも同じだ。
コツコツ積み上げていく時は、時間はかかる。
ただ、その分あとで一気に伸びる。
逆に、急いで結果を出そうとしたり、量を一気に増やそうとした時は、必ず途中で崩れる。
結局のところこれは、理屈ではなく、何度も失敗と成功を繰り返す中で見えてきた「自分の型」だと思っている。
だから今は、うまくいくやり方を増やすというより、
崩れるパターンに入らないことのほうを大事にしている。
生き方というのは、才能や気合いというより、
自分のパターンをどれだけ正確に把握しているかで変わっていくのかもしれない。

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